githubでの共同作業

16日は朝、少しStudioでいろいろとパソコンのセッティングをしたり、Jeremyとgithubでどうしたら共同作業しやすいのか話し合っていた。github とはソースコードをweb上に共有して複数人で開発できるようにするもの。僕がjQueryとかWordpressのバックエンドをいじいじして, JeremyがCSSをいじるといういい感じの役割分担を決めた :)
1時すぎ頃から、ScottとJeremyとフォトグラファーのMikeで, Studioから駅で20分ほどの所にあるイリノイ工科大学(IIT, Illinois Institute of Technology)を訪れることになっていた。
降りる駅をミスる
本当は自転車が倉庫の奥にしまってあるはずだったのだが、どこを探しても見つからなかったので僕は電車で、他の3人は自転車で目的地に向かった。初めての電車で少しどきどきしたが、とはいっても20分ぐらいの電車なので間違える訳もないと、気楽に駅の風景を眺めていた。10分ほどで僕の乗るグリーンラインの電車が到着し、落ち着いて電車に乗った。

グリーンラインから見える風景は素晴らしく、ビルの合間を縫ってガタンゴトンと走り抜けるので僕は、ずっと窓の外ばかり気を取られていた。とは言っても、さすがに間違えられないのでしっかりと路線図をみて次に降りる駅がわかると出口の所に立って待っていた。
ここだと思い颯爽と駅の改札を出て外に出てみると、全然IITっぽくないというか、キャンパス感が全然なかった。残りのみんなは自転車だから遅れるだろうと思い、っぽい建物がうっすら見えた南の方に向かって歩き出した。
やはり、全然っぽい建物はなかった。ようやくここでiPhoneを出し確かめてみると、僕は1つ前に駅で降りていたらしい。するとScottから今どこだ?と電話が。通りの名前を出すと、今から自転車でそっちまで向かうから!とわざわざ言ってくれたので、とりあえず方向は合っていたのでてくてくのんきに歩いていた。
キャンパスの近くのはずだが、街の様子はすこし寂れていて、道の舗装もそれほど良くはなかった。”Health Center”と書いてある建物は見た目からしてそこまで健康に気を使っているような建物ではなくひびが入っていた。
5分ほどすると、ScottとJeremyが迎えにきてくれた。歩きながら話していたのは、シカゴの町の南の方はそれほどいい地域ではないらしい。先週の週末に公園に言ったとき僕がどこか危険なところがあるかScottに聞いたとき、「南の方は少し良くないね。」と言ったのは、このあたりだったらしい。IITがあるのでさすがにここじゃないと思っていたので、少し驚いた。とはいっても、暴力事件が沢山ある訳ではなく、少しお金を多くとろうとするとかそうゆう事らしいが、知らずに歩くのは少し危険だったかもしれない。
IITに無事到着
IITに到着すると、雰囲気ががらっと変わった。多くの建物が直線的な構造をしていて、その統一感で全体が覆われていた。

今日の僕たちの目的は、建築家ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)のCrown Hall. 前日に4時間ほどミースの事を勉強していたので、本物が見れるのはわくわくした。サンドイッチを食べた後にCrown Hallに向かった。
その外観は透明感があり、エントランスの階段は非常に幅が広く、いつでも入って大丈夫だよと言わんばかりの開放感があった。

その階段に使われている大理石にもミースの石材に対するこだわりが見てとれた。白くて美しい板の形に切り取られた階段の薄さが印象に残った。


学校が始まっていないからか、机と椅子が準備中だったのが少し残念だったが、それでも建物の中もまるで外にいるかの様な開放感があった。天井は非常に高く、整然と並べられた棚によって空間がきちんと区画されていた。学生がここで勉強している様子も見たくなった。建築学科の建物として使われている。
椅子は僕が勝手においた :P
上半分は透明なガラス、下半分は曇りガラスとなっているため、曇りガラスの壁は外の木々の緑色の反射やその陰によってぼんやりと明るく部屋を照らしていた。

かれこれ5時間ほど同じ場所にいたと思う。いくら写真をとっても尽きることはなかった。
体験する事
今回の目的は、Experience, つまり自らで実際に体験すること。本やwebで見る写真とは全く違った印象を受けたし、体験してしかわからない雰囲気的な”何か”を得られた。それはその場所のにおいかもしれないし、温度かもしれないが、その何かによってよりこの建物に興味がわいた。
理論的にこうだからこう!みたいなことは本や写真で十分だが、やはりそれは間接的なものでしかない。実際に体験してみてこそ、「ここで勉強している学生はどんな人たちなんだろう?」とか「どのように掃除がされてるんだろう?」とか、話しているだけでは思いつかなかった視点を与えてくれた。もっと掘り下げれば、「この開放感を与えている要素はなんなんだろう?」など、他のデザインやサービスに応用できるかもしれない観点を与えてくれるので非常に面白い。
体験する事。確かに建物自体が素晴らしいのだが、体験することをメインテーマとして訪れた事で、自分がどう感じているか、何に興味を持ったのか、それはなぜかといったいつもは無意識に感じている事を意識的に感じる事ができた。密度の濃い5時間だった。